40代後半・FP勉強中の私が、民間の医療・死亡・がん保険の合算月38,000円から、いきいきスマイル共済へ見直して月6,700円に。しかも必要な保障は厚くなりました。結論、「最大のメリット」は固定費の圧縮 × 必要保障への一本化。数字と内訳、そして50年スパンの資産形成効果まで具体的にお見せします。
一番のメリットは?──固定費の劇的削減 × 必要保障への集中
私の場合、見直し前は複数社の保険(医療・死亡・がん)に加入し、入院日額1万円/死亡1,000万円の目安で月38,000円を支払っていました。見直し後は、いきいきスマイル共済の組み合わせで月6,700円に。
- 月の削減額: 38,000円 − 6,700円 = 31,300円
- 年の削減額: 31,300円 × 12ヶ月 = 375,600円
- 10年の削減額(単純合計): 3,756,000円
- 50年の削減額(単純合計): 31,300円 × 600ヶ月 = 18,780,000円
しかも、保障は“薄く”したのではなく、自分に必要な所に厚みを寄せた形です。これが「安いのに不安が増えない」ポイントでした。
月6,700円の内訳例(私の構成)
いきいきスマイル共済は、生命・医療・がんなどを必要な分だけ組み合わせられる設計。私の構成は下記の3つで合計6,700円です。
① 入院相互共済「生きる希望」
目安:月2,800円(年齢等で差あり)。
日帰り入院・手術から長期入院まで幅広くカバー。先進医療にも対応と案内されています。
参考:公式案内(「月々2,800円で日帰り入院・手術〜」の記載)。

② 死亡相互共済「生きた証し」
目安:月2,900円(年齢等で差あり)。
万一の死亡保障(年齢帯に応じた上限あり)に加え、入院・手術・先進医療にも触れている総合タイプ。
参考:公式案内(「月々2,900円で死亡から医療まで」等)。

③ がん特化型相互共済「もしもの備え」
目安:月1,000円から(年齢・口数で差あり)。
がん診断一時金、入院・通院・手術、先進医療などのがん特化保障。
参考:公式案内(「月々たった1,000円の掛金でがん保障」等)。
※上記は構成例です。実際の掛金・支払限度・対象年齢はプランや年齢帯で変わります。各プランは1年更新型で、加入年齢・継続可能年齢も設定されています。最新条件は公式情報をご確認ください。
(参考情報:各プランの目安額・加入年齢・更新などは、いきいきスマイル労働組合の公開ページや代理店公開情報を確認しています。本文末に出典をまとめました)

「保障がアップした」と感じる理由(私の見直しポイント)
- 重複を排除して“使う可能性が高い所”へ厚みを移した 例:日帰り入院や短期入院、先進医療への備えを確保(入院相互共済「生きる希望」の案内より)。
- 死亡保障は必要額に調整してコストを最適化 例:万一時の目安をライフプラン(住宅・教育費・老後)にあわせて再設計。無駄な上乗せをやめる。
- がんは“診断時の即時資金”を重視 例:診断一時金+入院・通院・手術のカバーが月1,000円〜で取れるなら、費用対効果が良い(がん特化型相互共済「もしもの備え」の案内より)。
結果、月6,700円という低コストでも「自分の不安のツボ」を押さえた設計になりました。
50年スパンで見る「差額投資」のインパクト
節約できた月31,300円をそのまま積み立て投資した場合の、将来価値(税・手数料・価格変動リスクは考慮外の概算)を示します。
| 想定利回り(年) | 毎月の積立 | 期間 | 将来価値(概算) |
|---|---|---|---|
| 0% | 31,300円 | 50年(600ヶ月) | 18,780,000円 |
| 1% | 31,300円 | 同上 | 24,353,078円(概算) |
| 2% | 31,300円 | 同上 | 32,226,857円(概算) |
| 3% | 31,300円 | 同上 | 43,485,813円(概算) |
| 4% | 31,300円 | 同上 | 59,762,855円(概算) |
| 5% | 31,300円 | 同上 | 83,528,807円(概算) |
計算条件:毎月末に31,300円を積み立て、年率を月率に按分した等比級数の将来価値式で算出。税・手数料・価格変動・インフレ等は未考慮のラフ試算です。 計算式(参考)
FV = P × { ((1 + r)n − 1) / r }
P = 31,300、r = 年利 / 12、n = 600ヶ月
このように、「固定費3.13万円/月の削減」は、それ自体が“資産形成のエンジン”になります。家計の安心と将来の選択肢を同時に増やせるのが、私が感じる最大のメリットです。

メリットを最大化するための実務チェックリスト
- ① 重複の洗い出し:既存の医療・がん・特約の重複を可視化。
- ② 公的医療の確認:高額療養費制度や傷病手当金を前提に「必要な上積み」を見極める。
- ③ 必要保障額の再計算:万一時の生活費・教育費・住宅・老後まで年表化し、死亡保障を調整。
- ④ 流動性の確保:生活防衛費(6〜12ヶ月)を先に。共済の給付までのタイムラグも考慮。
- ⑤ 更新・年齢帯の確認:いきいきスマイル共済は1年更新型。年齢により掛金・給付水準が変わる点を事前に把握。
- ⑥ 記録を残す:加入内容・受取口座・連絡先を家族と共有。
この見直しが「向く人」「向かない人」
向く人
- 家計の固定費を下げつつ、必要保障は外したくない人
- 入院・がんなど「使う可能性の高い所」を押さえたい人
- 特定の病気既往や通院歴があっても加入しやすい選択肢を探す人
向かない人
- 特約を細かくカスタムし、超高額の死亡保障を長期固定で持ちたい人
- 更新型よりも、一定期間の保険料水準を固定したい人
いきいきスマイル共済は労働組合の相互扶助制度として運営され、代理店経由(紹介)での加入フローが案内されています。制度の位置づけ・設立時期などは公開情報として確認できます(出典は本文末)。
よくある質問(私宛に来た質問から)

Q. 本当に月6,700円で足りる?
A. 私は「入院」「死亡」「がん」の3本に絞り込み、重複を削った結果この水準に。年齢や口数、選ぶプランで掛金は変わります。最新の公式条件を必ず確認してください。
Q. 加入年齢や更新は?
A. 各プランは原則1年更新型で、加入年齢・継続可能年齢が設定されています(例:「生きる希望」は0〜89歳で契約、満94歳まで継続更新可能 等の案内)。詳細は公式を参照くださいね。
Q. 共済のデメリットは?
A. 更新による年齢上昇に伴う条件変化、団体制度ゆえの加入・継続条件、商品改定リスクは理解しておきましょう。メリット・デメリットを天秤にかけ、自分のライフプランに沿うかで判断を。
出典・参考
- 60日型入院相互共済「生きる希望」:月々2,800円の案内、保障内容の概要など(いきいきスマイル労働組合 公式ページ)https://ikiiki-smile-union.org/。
- 死亡相互共済「生きた証し」:月々2,900円の案内、死亡・医療の総合タイプの概要(同 公式ページ)https://ikiiki-smile-union.org/。
- がん特化型相互共済「もしもの備え」:月々1,000円からの案内、診断一時金・入院・通院・手術・先進医療の概要(同 公式ページ)https://ikiiki-smile-union.org/。
- 生命共済一覧ページ:各プランの加入年齢、1年更新型の案内など。
- 制度の位置づけ(労働組合の相互扶助/代理店・紹介フローの言及、設立時期の案内)に関する情報(代理店サポート公開情報)。
- 共済約款集(参考資料):契約・用語等の定義。
※本記事は筆者個人の体験と一般的な情報の整理です。加入・継続条件、掛金・保障内容は年齢や商品改定等により変動します。最新情報は必ず公式の資料・約款をご確認ください。投資の将来価値試算は概算であり、元本や利回りを保証するものではありません。


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