こんにちは。40代後半でFP資格取得を目指しつつ、日々保険・共済の研究を続けてます。私自身、これまで複数の保険に加入してきましたが、その中で強く感じてきた「残念な現実」があります。
■ 加入した保険が“時代と共に劣化していく”という事実
これは実際に私が20代の頃に加入した医療保険で痛感したことです。
当時は「これで一生安心だ」と思っていたのですが、時代が変わるにつれ治療方法は進化し、入院日数は短期化し、必要な保障の形も大きく変わっていきました。
しかし、私が加入した古い保険は内容が据え置かれたまま。
その結果、保障の価値が年々目減りしていく“劣化”が起きるのです。
そのタイミングで必ずと言っていいほど営業担当者から連絡が来ます。
「時代に合った新しい商品が出ましたので、こちらへ切り替えませんか?」
これは営業トークとしては自然な流れですが、実態としては販売員の成績やマージンのために切り替え提案が行われているケースも少なくないのが現状です。もちろん全員ではありませんが、ビジネスモデル上どうしても発生してしまう構造です。
しかし、契約者からすると、せっかく長く支払い続けてきたのに、また新規契約に切り替えさせられる…。
「これって本当に自分のため?」と感じざるを得ませんでした。

一方で、共済には“時代に合わせて自動的に保障がグレードアップする”仕組みがある
そんな中で私が強く惹かれたのが、いきいきスマイル共済に代表される共済の仕組みでした。
共済では、商品の見直しや時代に合わせた保障の強化が行われた場合、既契約者も自動でその内容がアップデートされることがあります。つまり、私たちが「古い保障のまま取り残されることがない」わけです。
- 弁護士補償共済「アラソワーズ」:示談交渉支援金の増額など
- 携行品補償/個人賠償共済「スマイルアシスト」:携行品補償の上限アップ・賠償責任の年間補償額の拡大
- 車両補償共済「安全運TEN」:事故時の補償額が増額
- ゴルフ傷害補償共済「スマゴル」:傷害死亡・入院の補償アップや個人賠償の補償追加など
これらは新規加入者だけでなく、共済の既契約者も対象として自動的にグレードアップされるのが特徴です。追加の手続きや再契約は不要です。

■ 私自身、共済の“自動アップデート”に助けられた経験
私が共済に入って数年後、自然災害が増えてきたタイミングで保障内容が強化され、負担額はそのままで補償だけが手厚くなったということがありました。
普通の保険なら「新しいプランに入り直す必要があります」となるはずですが、共済はその必要がなく、本当にありがたさを感じました。
共済は営利目的ではなく、“助け合い”をベースにしているため、このような仕組みが成立しています。
■ なぜ「いきいきスマイル共済」は自動的にグレードアップできるのか
理由はとてもシンプルで、販売マージンや営業成績のための乗り換え提案が存在しないことに加え、いきいきスマイル労働組合自体が非営利団体として運営されているため、加入者への還元を第一に考えた仕組みが実現しているからです。
加入者から集まった掛金を効率よく運営し、その成果を保障内容に還元していく。
だからこそ、加入者全員に平等な恩恵として保障アップが反映されるのです。
■ 保険と共済の“考え方の違い”を理解しよう
保険会社が悪いわけではありません。ビジネスモデルが違うだけです。
| 民間保険 | 共済(いきいきスマイル共済など) |
|---|---|
| 契約した時点の保障内容が基本的に固定 → 時代が変わると“劣化”する | 時代に合わせて保障内容が自動アップデート |
| 新しいプランへ乗り換え提案が発生しやすい | 既契約者も新しい保障にそのまま反映 |
| 販売員の成績・マージンが絡む | 助け合いベースで営利目的ではない |
この違いを理解すると、自分に合った選択がしやすくなります。
■ まとめ:古い保険のまま放置していませんか?
もしあなたが10年以上前の保険に加入しているなら、知らない間に保障が“劣化”している可能性が高いです。
一方で共済は、加入後も自動的に最新の保障へアップデートされるため、長く持ち続けるほど価値があるという特徴があります。
今後のライフプランを考えるうえで、ぜひ一度「保険」と「共済」の違いを見直してみてください。
特に、今回のようなグレードアップ(2025年11月1日付)は、既契約者にとって大きなメリットとなります。


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