こんにちは。40代後半、保険と共済を長年研究しながらFP資格取得を目指している私です。
最近よく相談を受けるのが、「保険会社の投資商品って安全なんですよね?」という質問です。
結論から言えば、“保険だから安全”という考えは少し危険です。
今回は、保険会社が扱う投資型商品について、FP目線でリスクや注意点を深掘りしていきます。
■ 保険会社の投資商品とは?
主な商品は以下の通りです。
- 変額保険
- 外貨建て保険
- 一時払い終身保険(貯蓄型)
- 個人年金保険(運用型)
これらは「保障」と「投資(運用)」がセットになっているのが特徴です。
銀行の投資信託と違い、“保険”という名前がつくことで安心感を与えています。

■ 最大の誤解「元本保証ではない」
特に注意したいのが変額保険です。
これは、保険料の一部を株式や債券で運用する仕組みのため、
元本割れする可能性があります。
実は私自身、20年前に加入した変額保険がリーマンショックで大きく目減りしました。
当時は「保険だから安心」と思い込んでいましたが、運用実績は投資信託と同じように変動します。
この経験から、商品内容を理解することの大切さを痛感しました。

■ 外貨建て保険の為替リスク
外貨建て保険は、ドルや豪ドルで運用されます。
予定利率が高く魅力的に見えますが、
為替リスクが最大の落とし穴です。
- 円高になると受取額が減る
- 為替手数料が高い
- 解約控除が大きい
一見「利率3〜4%」と聞くと良さそうに見えますが、為替差損が出れば簡単にマイナスになります。

■ 見えにくい手数料構造
保険型投資商品のもう一つの特徴は、手数料が見えにくいことです。
投資信託なら信託報酬は明確ですが、保険商品は以下が含まれます。
- 保険関係費用
- 資産運用関係費用
- 為替手数料
- 解約控除
トータルで見ると、純粋な投資商品よりコストが高いケースも少なくありません。

■ それでも保険投資商品が向いている人
否定ばかりではありません。
次のような人には一定のメリットがあります。
- 強制的に長期積立をしたい人
- 保障と運用を一本化したい人
- 相続対策を重視する人
特に相続対策では、生命保険の非課税枠(500万円×法定相続人)は大きな武器になります。
■ FPとしての私の見解
私の基本スタンスはこうです。
「保障は保障、投資は投資で分けるのが原則」
保障は共済や掛け捨て保険で最低限に。
運用はNISAやiDeCoなど、透明性の高い制度を活用する。
この方がコストも明確で合理的です。
ただし、最終判断は家計状況やリスク許容度によります。

■ まとめ
保険会社の投資商品は決して悪い商品ではありません。
しかし、
「保険だから安全」という思い込みは危険です。
大切なのは、
- 元本保証の有無を確認する
- 為替リスクを理解する
- 手数料を把握する
- 途中解約リスクを知る
これらを理解したうえで選ぶことです。
私自身の失敗経験も踏まえ、これからもリアルな視点で共済・保険・資産形成について発信していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント